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歌手:Sound Horizon
歌詞出處:http://ninos-trattoria.com
7.エルの天秤
殺人…竊盜…誘拐…密売…
──悪魔に
魂を売り渡すかのように 金になる事なら何でもやった
問うべきは手段では無い その男にとって目的こそが全て
切実な現(xiàn)実 彼には金が必要だった…
傾き続けてゆく天秤 その左皿が沈み切る前に
力づくでも浮き上がらせるだけの金が 右皿には必要だった…
そして…その夜も天秤は仮面を躍らせる……
闇を纏うように 夜の靜寂を探り 瞳と瞳(目と目)を見つめ合って
夢想的(Romantic)な月燈りに そっと唇重ね 息を潛めた…
慌しく通り過ぎる 追っ手達を遣り過ごし 手と手を取り合って
戯曲的(Dramatic)な逃避行に 酔った二つの人生(いのち) 愛に捧げた…
さよなら…(権力の走狗どもには便利なカード)
さよなら…(娘を売れば至尊への椅子は買える)
身分違いの戀 許されないと知っても ♂(お)と♀(め)は惹かれ合った
嗜虐的(Sadistic)な貴族主義を 蹴って檻を抜け出す 嗚呼それは悲劇…
運命の遊戯盤(Board)の上で 支配力を求めて 生と死は奪い合った
徹底的(Drastic)な追悼劇を 笑う事こそ人生 嗚呼むしろ喜劇…
さよなら…(コインで雇った者が裏切る世の中)
さよなら…(他人ならば不條理と責めるは慘め)
楽園への旅路 自由への船出 逃走の果てに辿りついた岸辺
船頭に扮した男が指を鳴らすと 黒衣の影が船を取り囲んだ……
「お帰りの船賃でしたらご心配なく、既に充分すぎるほど戴いておりますので、けれども彼は、ここでさよなら」
「殘念だったね…」
「娘さえ無事に戻るならばそれで良い、使用人(オトコ)の方など殺(バラ)しても構(gòu)わんわ」
一度も眼を合わせずに伯爵はそう言った… 金貨(コイン)の詰まった袋が機(テーブル)叩いた…
いつも人間(ひと)は何も知らない方が幸福(幸せ)だろうに
けれど他人(ひと)を求める限り全てを知りたがる
──何故破滅へと歩み出す?
華やかな婚禮 幸せな花嫁 運命の女神はどんな腳本(シナリオ)を好むのか…
虛飾の婚禮 消えた花嫁 破滅の女神はどんな綻びも見逃さない…
嗚呼…燃えるように背中が熱い その男が伸ばした手の先には何かが刺さっていた
嗚呼…緋く染まった手を見つめながら 仮面の男は緩やかに崩れ落ちてゆく…
嗚呼…その背後には娘が立っていた 凄まじい形相で地に臥せた男を凝視していた
嗚呼…一歩後ずさり何か叫びながら 深まりゆく闇の彼方へと走り去ってゆく…
──徐々に薄れゆく意識の水底で 錆付いた鍵を摑もうと足掻き続ける
扉は目の前にある 急がなければ もうすぐ もうすぐ約束した娘の──
~終わり~
下歌詞5nd
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- [ti:エルの天秤]
[ar:Sound Horizon]
[al:Elysion~楽園幻想物語組曲~]
[歌詞提供:myhome.apbb.tw/sacksrod/SH]
[00:01.36]7.エルの天秤
[00:03.34]
[00:03.60]殺人…竊盜…誘拐…密売…
[00:07.36]
[00:08.02]──悪魔に
[00:08.59]魂を売り渡すかのように 金になる事なら何でもやった
[00:12.80]問うべきは手段では無い その男にとって目的こそが全て
[00:17.38]切実な現(xiàn)実 彼には金が必要だった…
[00:20.79]
[00:21.85]傾き続けてゆく天秤 その左皿が沈み切る前に
[00:26.14]力づくでも浮き上がらせるだけの金が 右皿には必要だった…
[00:30.75]そして…その夜も天秤は仮面を躍らせる……
[00:34.53]
[00:46.12]闇を纏うように 夜の靜寂を探り 瞳と瞳(目と目)を見つめ合って
[00:57.46]夢想的(Romantic)な月燈りに そっと唇重ね 息を潛めた…
[01:09.41]
[01:09.79]慌しく通り過ぎる 追っ手達を遣り過ごし 手と手を取り合って
[01:22.09]戯曲的(Dramatic)な逃避行に 酔った二つの人生(いのち) 愛に捧げた…
[01:34.18]
[01:34.50]さよなら…(権力の走狗どもには便利なカード)
[01:39.76]さよなら…(娘を売れば至尊への椅子は買える)
[01:45.67]
[01:46.61]身分違いの戀 許されないと知っても ♂(お)と♀(め)は惹かれ合った
[01:57.48]嗜虐的(Sadistic)な貴族主義を 蹴って檻を抜け出す 嗚呼それは悲劇…
[02:09.50]
[02:09.81]運命の遊戯盤(Board)の上で 支配力を求めて 生と死は奪い合った
[02:22.22]徹底的(Drastic)な追悼劇を 笑う事こそ人生 嗚呼むしろ喜劇…
[02:34.18]
[02:34.45]さよなら…(コインで雇った者が裏切る世の中)
[02:39.80]さよなら…(他人ならば不條理と責めるは慘め)
[02:45.74]
[02:46.69]楽園への旅路 自由への船出 逃走の果てに辿りついた岸辺
[02:52.94]船頭に扮した男が指を鳴らすと 黒衣の影が船を取り囲んだ……
[02:58.25]
[02:58.88]「お帰りの船賃でしたらご心配なく、既に充分すぎるほど戴いておりますので、けれども彼は、ここでさよなら」
[03:17.18]
[03:17.54]「殘念だったね…」
[03:18.61]
[03:34.35]「娘さえ無事に戻るならばそれで良い、使用人(オトコ)の方など殺(バラ)しても構(gòu)わんわ」
[03:45.93]
[03:46.51]一度も眼を合わせずに伯爵はそう言った… 金貨(コイン)の詰まった袋が機(テーブル)叩いた…
[03:58.71]
[03:59.03]いつも人間(ひと)は何も知らない方が幸福(幸せ)だろうに
[04:04.74]けれど他人(ひと)を求める限り全てを知りたがる
[04:10.96]──何故破滅へと歩み出す?
[04:17.24]
[04:17.52]華やかな婚禮 幸せな花嫁 運命の女神はどんな腳本(シナリオ)を好むのか…
[04:23.89]虛飾の婚禮 消えた花嫁 破滅の女神はどんな綻びも見逃さない…
[04:29.36]
[04:29.72]嗚呼…燃えるように背中が熱い その男が伸ばした手の先には何かが刺さっていた
[04:35.35]嗚呼…緋く染まった手を見つめながら 仮面の男は緩やかに崩れ落ちてゆく…
[04:41.17]
[04:42.06]嗚呼…その背後には娘が立っていた 凄まじい形相で地に臥せた男を凝視していた
[04:47.95]嗚呼…一歩後ずさり何か叫びながら 深まりゆく闇の彼方へと走り去ってゆく…
[04:53.78]
[04:54.56]──徐々に薄れゆく意識の水底で 錆付いた鍵を摑もうと足掻き続ける
[04:59.94]扉は目の前にある 急がなければ もうすぐ もうすぐ約束した娘の──
[05:06.35]
[05:09.91]
[05:13.33]
[05:19.16]~終わり~
[00:00.05]下歌詞5nd